旅館再生! ほんものの" 地方創生・地域活性化 "はこれから始まる! 85

My Favorite Things『にっぽんの名湯&秘湯』058.JPG

再訪したい温泉 シリーズNO.085

 

ほんものの“ 地方創生・地域活性化 ”はこれから始まる!

 

【福岡県 二日市温泉『 博多湯 』/久留米温泉『 湯の坂 久留米温泉 』/博多温泉『 富士の苑 』】

二日市温泉『 博多湯 』

JR二日市駅から徒歩10分。

1860年創業当時の面影を残す木造3階建ての温泉。「温泉は地域の財産。恩恵は皆で分かち合う」が家訓。

九州最古の二日市温泉は、古くは「吹田の湯」と呼ばれ、この地に太宰府政庁があった頃からにぎわっていたと伝えられている。万葉の歌人・大伴旅人が太宰帥であった8世紀中頃 『 湯の原に鳴く葦田鶴はわがごとく妹に恋ふれや時わかず鳴く 』 と、妻を亡くした悲しみを湯の原(現・二日市温泉)に鳴く鶴に託して詠んだ歌がある。

時を同じく1350年前の飛鳥時代、九州最古のお寺である武蔵寺を創建した藤原虎麿は、娘が当時流行した疫病にかかり、あつく信仰していた薬師如来に疫病が治るよう毎日お祈りし続け、ついに夢に僧侶が現れ、田に湧く湯に浸かると治るというお告げで、湯浴みし疫病が治ったそうだ。これが「二日市温泉」の発見と伝わる。

057.JPG二日市温泉『 博多湯 』 は、硫黄臭が漂う歴史を刻む木造の温泉。地下260mから汲み上げる源泉は空気に触れさせず、加水も加温も行わず源泉100%のまま浴槽へ注がれている。硫黄の匂いがするお湯は、ラドンを多く含み美肌の湯としても定評がある。

  

<泉質>

単純温泉。

久留米温泉『 湯の坂 久留米温泉 』

西鉄久留米駅からバスで5分。湯の坂バス停下車徒歩5分。

500年以上前から「湯の坂」と呼ばれた地に48度の温泉が毎分400リットル自噴する。トロトロした感触のアルカリ性硫黄温泉の乳化作用によって肌がスベスベになる。浴室は、露天風呂、打たせ湯、檜風呂、寝湯、深湯、サウナ、家族風呂と充実している。

<泉質>

弱アルカリ性硫黄温泉。

pH 9.5。

博多温泉『 富士の苑 』

西鉄大橋駅から車で6分。

博多温泉は、福岡県福岡市南区にある温泉。那珂川沿いの住宅街の中に「富士の苑」と「清水園」という2軒の旅館がある。いわゆる温泉地としての雰囲気は少ない。共同浴場は1軒、「元湯」が存在する。

開湯は1967年。温度が高い井戸を更にボーリングして源泉が発見され、その後複数本の源泉が開発された。

博多温泉『 富士の苑 』 は、源泉掛け流しの塩化物泉の温泉旅館。敷地内の源泉から湧き出る湯温45度、1日144トンの豊富な湯量。すべてのお湯は毎日入れ換える全換水システムで、ろ過循環を行なっていない100% 源泉完全掛け流し式で、温泉を薄めない、沸かさない、毎日、新鮮なお湯を楽しめる。ラドン・ホン酸等が多量に含まれており、保温効果が高く色白になる性質がある。

浴槽は、一番風呂浴槽、二番風呂浴槽、露天風呂とあり、早朝入浴開始時間には、一番風呂浴槽のみお湯がたまっている。二番風呂浴槽には入浴者が見えてから、お湯を一気に浴槽の8部目ぐらいまで溜める。これを一気風呂とよんでいるが、この一気風呂は時間にすれば15分程。その間、浴場内は温泉の湯気で満たされ、温泉の湯気の香りを体いっぱいに味わう事ができる至福の時間だ!この一気風呂が終われば、後は、温泉を掛け流しながら少しずつ浴槽を一杯にして行く。博多温泉 『 富士の苑 』 是非、この一気風呂を味わってみては如何でしょうか!

<泉質>

カルシウム-ナトリウム塩化物泉。052.JPG

 

#温泉 #温泉再生 #地域再生 #地方創生 #経済再生 #地域活性化 #再訪したい温泉 #二日市温泉 #博多湯 #久留米温泉湯の坂 #博多温泉 #富士の苑 #博多温泉元湯 #一気風呂 #にっぽんの名湯 #にっぽんの秘湯 #温泉ソムリエ