旅館再生! ほんものの" 地方創生・地域活性化 "はこれから始まる! 34

My Favorite Things『にっぽんの名湯&秘湯』                            1157.JPG

再訪したい温泉 シリーズNO.034

 

ほんものの“ 地方創生・地域活性化 ”はこれから始まる!

 

【島根県 三瓶温泉 & 千原温泉】

三瓶温泉(さんべおんせん)は、島根県大田市にある温泉。三瓶山の南麓に点在する温泉地の総称。大田市は島根県の東西中央部に位置し、日本海に面する。松江市からは約70㎞、浜田市からは約65㎞、広島市からは約130㎞の距離にある。

大田市の北部は日本海に面しているが、急峻な中国山地が海岸に迫っているため山林原野が多く、平坦地が少なくなっている。中央部には平成19年7月2日に日本では14番目、鉱山・産業遺跡としては初の世界文化遺産に登録された 『 石見銀山遺跡  』がある。

1211.JPG湯元旅館の下流、共同浴場の周りに旅館などが集まっているが、規模の大きな温泉街は形成されていない。元:かんぽの宿と国民宿舎2軒の旅館のほか、ペンションがある程度。

三瓶山は高原リゾートとしても人気があるが、温泉地一帯は、昔ながらの湯治場の雰囲気を守っていて風情を醸し出している。かなりの鄙びた感が堪らない。

 

<泉質>

含塩化土類食塩泉 源泉温度:37度~42度。

湧出量毎分2,500リットル~。

自噴泉であり、湯元旅館は加熱や加水なしで、飲用可能である。鉄分が多いため酸化した鉄の湯の花が多く、膨大な赤湯がかけ流されている。多くの旅館等は泉温が低いため加熱する必要があり、管理上鉄分等の付着物をろ過し、循環し使用している。

 

 

街中には、地域で大切に管理されて100年、三瓶温泉の源泉掛け流しの共同浴場、「鶴の湯」と「亀の湯」がある。1224.JPG

 

“ 志学薬師 ” 「鶴の湯」。かつて、学を志すと書いて 「志学(しがく)」 と呼ばれた“ 地名 ”から「志学温泉」と呼ばれ、湯治場として親しまれた三瓶山の南側に位置する昔ながらの共同浴場。四角いタイル貼りの浴槽のみ。お湯は、多量の鉄分を含んでいるため透明な源泉は空気に触れて茶褐色と変化する。見た目とは異なりサラッとしたお湯で、新鮮で豪快な湯量が魅力の共同浴場。

 

「亀の湯」は、温泉街から少し離れた無人の共同浴場で、小判型(楕円形)の浴槽に三瓶温泉が誇る圧倒的な湧出量の湯が惜しげもなく注がれ、常に湯船からお湯が溢れている。37度の源泉をそのまま使っているためお湯はぬるめ。古くから湯治場として利用され多くの湯治客が訪れていた。江戸時代には 『 石見銀山 』の坑夫が利用したとの記述があり、また、明治時代に入ると三瓶は陸軍の演習場として利用され、兵舎も立ち並び、多いときには3,000人もの兵隊が駐留していたとの記述もある。その隊員の疲れを癒したのが現存する共同浴場の「亀の湯」だと言われている。歴史のある重みのある共同浴場なのだ。

 

 

1209.JPG千原温泉(ちはらおんせん)は、島根県美郷町千原にある温泉。

江の川支流の千原川沿いにある日帰り入浴の温泉。

渋すぎる浴場には、4人も入ればいっぱいのコンクリート造りの浴槽が一つ。年季の入った無駄のない小ぢんまりした造り。浴槽の底から源泉が自然湧出しているため黄金色の湯面には、プクッブクッと気泡が上がる。お湯は34度ほどとかなり低い温度だが、長く浸かってみると温かく感じる。このお湯に1時間ほどゆっくり浸かる客がほとんどだ。ぬるめの源泉のため、秋から春にかけては上がる前に暖を取るための「五右衛門風呂」を沸かしている。かなり小さい五右衛門風呂だ。

明治時代の初期に開湯し、やけど・切り傷・皮膚病などの療養を目的とした湯治客専用の宿であった。現在は日帰りのみで宿泊は行っていない。

店主は、とても優しく遠方からの客を大切にもてなしてくれる。

 

<泉質>無題.png

含二酸化炭素ナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉。

湯船の底板の間から源泉が湧き出る足元湧出源泉。

溶存した炭酸ガスにより、黄褐色の湯から常時ブクブクと気泡が湧き立っている。

 

 

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