旅館再生! ほんものの" 地方創生・地域活性化 "はこれから始まる! 94

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再訪したい温泉 シリーズNO.094

 

ほんものの“ 地方創生・地域活性化 ”はこれから始まる!

 

【群馬県 水上温泉】

 

群馬県は、母方の出生地、私の大切な“ふるさと”である。

水上温泉(みなかみおんせん)は、群馬県利根郡みなかみ町にある温泉。谷川岳南麓一帯を『 水上温泉郷 』 と呼び、水上温泉郷の中核を成す中心温泉地。JR東日本 水上駅周辺にあり、利根川を見下ろし、谷川岳を見上げることができる。戦後になって交通アクセスの良さを背景に大幅に規模を拡大し、「草津温泉」や「伊香保温泉」と並ぶ県下有数の温泉地として発展した。かつての「奥利根八湯」・「水上八湯」の一つ、2005年(平成17年)10月以降でいう「みなかみ十八湯」の一つ。

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開湯伝説は、永禄年間に海翁和尚が利根川の崖から立ち上る煙を発見したのが草創と伝えられる。水上温泉が有名になったのは、若山牧水の「みなかみ紀行」であり、この頃には既に20~30の宿があったと記されている。「清水トンネル」が開通するまでは、一帯は隔絶された深山幽谷の温泉地として知られ、温泉情緒と雄大な渓谷美の自然が調和した温泉として多くの文人に愛された。若山牧水以外にも太宰治、北原白秋、与謝野晶子など多くの文人墨客が訪れたという。当時は、「水上温泉」という名ではなく、「湯原温泉」と呼ばれた。

 

1931年(昭和6年)に国鉄の上越線が開通すると首都圏の奥座敷として注目を浴びた。

急行「ゆけむり」、特急「谷川」の運行、国道の整備や関越自動車道との接続などにより、団体旅行客を多数収容できる県下有数の行楽温泉地として発展してきた。

団体客収容が進むと同時に、歓楽的要素が強くなり、飲み屋やショーパブなども多く出店して、大規模な “風俗街 ” を形成し、賑わいをみせた。

 

それにより「熱海」や「鬼怒川」同様、閉鎖的な温泉街を形成し、バブル経済崩壊後、団体旅行客の減少や旅行客のニーズの変化に伴って急激な衰退を余儀なくされた。典型的な衰退温泉地の代表事例でもある。

今日では、生き残りを賭けて、従来のイメージを払拭すべく、豊かな自然に着目し、一帯をレクリエーション拠点と位置付け、スキーやラフティングなどのアウトドアスポーツやグランピングに力を入れ、レジャー一体型の温泉保養リゾートを目指して、一定の成果が見られるようになってきている。KIMG0491.JPG

 

悲しいかな、、、バブル経済崩壊後、昭和の遺産ともいえる “ 団体旅行 ” 収容大旅館・大ホテル街では、旧套から蝉脱し、近年では、長距離送迎バスを備え、格安料金をウリにする大手ホテルチェーンが台頭して活路を見出してきたが、コロナ禍によって、インバウンド客も蒸発し、今、正に苦境に立たされている。

 

Go To トラベル キャンペーンや、マイクロツーリズムも否定はしない。一過性ではない継続的な繁栄のために何をなすべきか。

 

f5a60c9d[1].jpgもう一度、原点に返って、『 旅館再生 』・『 ふるさと創生 』・『 地域活性化 』 について真剣に再考しなければならない。

 “ 温泉 ” や“ 豊かな自然 ”は、最高の観光資源でもある。そして、ファンは、人につく。

「手段」ではなく、「目的」を明確にすることが本当に大切なこと。

 

日本全国の “ 再訪したい温泉 ” には、「温泉地の魅力」や「地域での取り組み」の好事例がたくさんあり、とても参考になる。日本国内における旅行・観光産業は、将来にわたって、日本経済を牽引して行かなければならい基幹産業なんだと痛切に思う。

地元では、幼いころから親しまれている「上毛かるた」がある。

当地の水上は、 「み」 : 『 水上・谷川、スキーと登山 』 と詠まれている。

谷川岳南麓の水上温泉は、利根川上流の渓流沿いの崖に所狭しと大小の宿泊施設が、ほとんどすきまもなく並んでいる。その合間を縫って諏訪峡や水上峡があり、特に紅葉シーズンには多くの観光客で賑わう。温泉街をゆっくりと走るトテ馬車は水上温泉を代表する風物詩となっている。利根川には幾つもの橋が架かっており、湯原橋、水上橋はライトアップで知られる。スマートボールなどの遊技場を有する昔ながらのレトロな温泉街は、今日では物珍しさによって注目を浴びている。

 

主に宿泊客を対象とした温泉地であるために、日帰りの温泉施設は少ないが、今では、多くの旅館が、日帰り客に対応するようになっている。また、町営の温泉施設「湯テルメ・谷川」や足湯が楽しめる「ふれあい交流館」などがあり、“ 多様化するニーズ ” に対応する姿勢を見せている。

 

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カルシウム-硫酸塩泉。

 

猿ヶ京温泉

猿ヶ京温泉(さるがきょうおんせん)は、群馬県利根郡みなかみ町にある温泉。JR上越新幹線 上毛高原駅よりバスで約30分。

ダム湖である赤谷湖のほとりに十数軒のホテル、旅館が存在する。それ以外にも温泉民宿が多数存在し、それらを含めると40軒程の施設が存在する。

日帰り入浴専用施設は1軒、「まんてん星の湯」がある。宿泊施設でも日帰り入浴を行なっているところがある。

<泉質>

ナトリウム・カルシウム-硫酸塩塩化物泉。

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