旅館再生! ほんものの" 地方創生・地域活性化 "はこれから始まる! 88

My Favorite Things『にっぽんの名湯&秘湯』KIMG0497.JPG

再訪したい温泉 シリーズNO.088

 

ほんものの“ 地方創生・地域活性化 ”はこれから始まる!

 

【静岡県 伊豆長岡温泉/古奈温泉『 あやめ湯 』/伊東温泉】

 

伊豆長岡温泉(いずながおかおんせん)は、静岡県伊豆の国市にある温泉。伊豆箱根鉄道駿豆線伊豆長岡駅よりバスで約5分。

 

「伊豆長岡温泉」は、「長岡温泉」と「古奈温泉」が合併してできた。

 

KIMG0213.JPG温泉街は、源氏山を挟んで西側の「長岡地区」、東側の「古奈地区」に分かれる。昔は、別々の温泉名で呼ばれていたが、現在は、両地区を合わせて「伊豆長岡温泉」と呼ぶ。

 

「古奈地区」の開湯は、約1300年前と伝わる。伊豆配流の身であった源頼朝の正室政子の生家北条氏の所領地にある温泉地として、吾妻鏡に『伊豆國小名温泉』や『伊豆國北條小那温泉』の名が記され、当時から将軍家や公卿に用いられた湯治場であった。

 

「長岡地区」の開湯は、明治時代に入ってからで、「田端温泉」や「多聞温泉」などいくつかの温泉が合併して、長岡温泉となった。

 

かつて高度経済成長期には、艶街・歓楽街的温泉として栄えたが、近年では「源氏山七福神巡り」や女性客も楽しめる「芸妓まつり」、「まゆ玉飾り」など、“ 地域の文化 ”や“ 伝統芸能 ” を残した観光へ力を注いでいる。

温泉街は低山に囲まれているが、いくつかの旅館からは富士山が眺められるところもある。

 

共同浴場は長岡地区に2箇所、古奈地区に1箇所ある。446.JPG

 

温泉は、戦後に乱開発され伊豆長岡と韮山地区併せて200本程度の井戸が開発された結果、温度低下と揚湯量が激減したため、泉質保護を目的として、伊豆長岡町温泉事業協同組合により 『 温泉集中管理組合 』 を先駆的に導入した温泉地である。

30数本の源泉が集湯管により一旦貯湯槽へと集められ、貯湯槽から旅館に送配する循環供給を行っている。なんと配湯管の総延長は、

13km、集湯管の総延長は3.8kmである。

<泉質>

●第1貯湯槽 静岡県伊豆の国市長岡1157−2

アルカリ性単純温泉。

給湯温度:約60度

「長岡地区」の21源泉を集約、分配

 

●第2貯湯槽 静岡県伊豆の国市墹之上

アルカリ性単純温泉。

給湯温度:約62度

「古奈地区」の17源泉を集約、分配

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古奈温泉 『 あやめ湯 』

静岡県伊豆の国市古奈72−1。

伊豆長岡温泉の源氏山の東のふもと「古奈温泉街」にある小さな共同浴場。名称の由来は、伊豆長岡出身の“ 美女 ”「あやめ姫」に因んで名付けられたそうだ。外観は、なまこ壁でレトロな雰囲気を醸し出しており、湯船も脱衣所も小さく、鄙びた感満載。お湯は無色透明のアルカリ性単純泉で、美肌などに効能がるクリアなお湯。いつもジモティーで賑わっている、こ洒落た共同浴場!

「あやめ姫」は、伊豆長岡で生まれ、成人してから上京し、“ 宮中一の美女 ”と言われた。平家物語に出てくる有名な武将、源頼政と結婚したが、源平の戦いで頼政は戦死する。「あやめ姫」は、伊豆長岡に戻って頼政の霊を弔ったそうだ。毎年7月第1土曜、日曜には、伊豆長岡で、「源氏あやめ祭」が開催される。

<泉質>

アルカリ性単純温泉。

 

伊東温泉

伊東温泉(いとうおんせん)は、静岡県伊東市にある温泉。JR東日本伊東線 伊東駅、伊豆急行伊豆急行線 伊東駅。src_10261896.jpg

 

開湯は平安時代とされる。江戸時代には徳川家光への献上湯を行い、湯治場としても栄えた。

 

毎分34,000リットルという大分県の別府温泉に次ぐ湧出量を誇り、本州一。伊東に行くなら “ ハトヤ ”、“ 4126・4126 ”、“ ハ ト ヤ に決めた! ” の ハトヤホテルのCMは、全国的に有名。温泉街中の至るところに源泉があるため、規模の大きいホテル・旅館でも源泉100% 掛け流しを行っているところが多い。

 

駅前から海側に温泉街が広がる。旅館、大型ホテルなどが広範囲に数多く存在するのが特徴。

 

温泉街には10軒の共同浴場が存在し、そのうちの8つには七福神の像が飾ってある。伊東の中心部に七福神にまつわる寺社があることから、それに因んでいるとされる。共同浴場巡りのスタンプラリーも行われている。

 

近江俊郎の大ヒット曲であり、古賀メロディーの代表曲、「湯の町エレジー」は、伊東温泉を舞台にした、伊東の温泉町の情緒が醸しだされる詩だ。

『湯の町エレジー』

1.

伊豆の山々  月淡く  灯りにむせぶ  湯の煙  

ああ  初恋の  君を尋ねて  今宵また   

ギターつまびく  旅の鳥

2.

風の便りに  聞く君は  出湯の町の  ひとの妻  

ああ  相見ても  晴れて語れぬ  この思い  

せめて届けよ  流し歌

3.

淡い湯の香も  路地裏も  君住むゆえに  懐かしや   

ああ  忘られぬ  夢を慕いて  散る涙   

今宵ギターも  むせび泣く

無題2.png

<泉質>

単純温泉、塩化物泉など。

源泉数780本(日本国内で第3位)。

毎分の湧出量34,000リットル(日本国内で第3位)。

 

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