旅館再生! ほんものの" 地方創生・地域活性化 "はこれから始まる! 77

My Favorite Things『にっぽんの名湯&秘湯』1024px-Shiriyaki_Onsen_01.jpg

再訪したい温泉 シリーズNO.077

 

ほんものの“ 地方創生・地域活性化 ”はこれから始まる!

 

【群馬県 尻焼温泉】

 

1024px-Siriyakionsen_yugoya.jpg尻焼温泉(しりやきおんせん)は、群馬県吾妻郡中之条町大字入山(旧:六合村)にある温泉。JR吾妻線 長野原草津口駅より中之条町営バスにて約45分で花敷温泉着。そこから徒歩約10分。

 

自然豊かな吾妻川の支流、長笹川の川底から温泉が湧き出している。この温泉地の魅力は「川の湯」と呼ばれる巨大露天風呂。川がせき止められ、30m四方もある雄大な露天風呂が作られている。自然の中の温泉なので、自由入浴。24時間、無料で温泉を楽しむことができる。

「川の湯」の脇には小さな湯小屋があり、半露天の小さな浴槽が設けられている。

尻焼温泉の名前の由来は、川底から湧出している温泉で温められた石に腰を下ろして痔を治したこと、すなわち尻を焼いたことだという。

嘉永年間の地図には既に温泉の記載があり、温泉の発見時期は不明だが、平家の落人によって発見されたと伝えられる。

宿は、長笹川沿いに3軒の旅館があるのみ。かつて、日本秘湯を守る会の会員宿の『関晴館』があったが、経営が代わり、片岡鶴太郎さんが名付け親となり 『 星ヶ丘山荘 』 となった。なぜ?鶴ちゃんと思われる方もいると思うが、現経営者は、草津温泉にある「草津ホテル」で生まれ育った。「草津ホテル」の隣にある「片岡鶴太郎美術館」は、そのお父さんが平成10年に開館した。そんな縁から、この宿をリニューアルオープンするにあたり、鶴ちゃんが、宿をイメージした星空の絵を描いて寄贈した。Shiriyaki_Onsen_04.jpg

 

写真は、旧:オーナー時代に宿泊した 『 関晴館 』 時のものである。

<泉質>

塩化物泉。硫酸塩泉。

この地に湧くのは硫酸塩泉。硫酸塩泉はカルシウムの鎮静効果が高いことから、昔から「傷の湯」や「中風の湯」と言われている。

 

チャツボミゴケ公園

チャツボミゴケ公園は尻焼温泉から10km、車で20分程。群馬県吾妻郡中之条町大字入山(旧:六合村)にあります。チャツボミゴケ公園は、群馬鉄山の跡地にある。

無題.png群馬鉄山(ぐんまてつざん)は、群馬県六合村(現・中之条町))に存在した鉱山。群馬鉱山とも呼ばれる。草津白根山の火山堆積物の上に沈殿生成された褐鉄鉱と鉄明礬石を生産していた。

1943年、戦時中の金属資源不足解消の目的から、商工省が日本鋼管鉱業(現在のJFEエンジニアリングの子会社に相当)に対し採掘権を斡旋して開発計画が開始。

1945年、鉄道省が渋川駅から長野原駅(現・長野原草津口駅)までの長野原線(後の吾妻線)を、長野原駅から太子駅までの専用鉄道(後に国鉄に譲渡、長野原線に編入。旅客営業も行われた。1970年休止、1971年廃止。)を日本鋼管鉱業が開通させ採掘が開始された。

ここに規模の非常に大きな鉄鉱石の鉱床があり、戦後、外国産鉄鉱石の輸入が再開されてもしばらくの間露天掘りによる採掘が続けられていたが、1966年に資源が枯渇したことから採掘を停止した。

その露天掘りの窪み(俗称:「穴地獄」)に自生しているのが「チャツボミゴケ」。

この鉱山の跡地が、酸性水の環境下で生息する「チャツボミゴケ」を見学できる、『 チャツボミゴケ公園 』となっている。DSC_0373.jpg

チャツボミゴケは酸性の水の流れる所に生育。これほどまで広範に自生しているのは全国でも珍しく、本州ではここ中之条町の 『 チャツボミゴケ公園 』 だけだ。

中之条町の四万温泉・沢渡温泉・尻焼温泉・花敷温泉・野反湖・太子駅とともに是非、一度見学してみては如何でしょうか?

「花と湯の町」“ なかのじょう ” は、私の故郷。四方を山で囲まれた小さな盆地。人口わずか1万7000人。農業と観光業が主な産業である。

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