未来をひらくために

「経済戦略会議」<1998年8月に発足した小渕恵三首相(当時)直属の諮問機関。議長は樋口廣太郎(アサヒビール会長:当時)>が、1999年2月26日に発表した「日本経済再生への戦略」(経済戦略会議最終答申)の最終章「活力と魅力ある日本の創造に向けて」には、以下の文章が盛り込まれている。

<以下、「日本経済再生への戦略」(経済戦略会議最終答申)から引用>

【「日本経済はいま、『海図なき新たな航海』に旅立とうとしている。しかし、その眼前に広がる光景は決して暗黒の海ではなく、希望と活力に満ちた輝かしい未来である。

(中略) 歴史的転換期に直面するわが国にとって、現在のような逆境はむしろ未来に向けての絶好のチャンスと受け止めるべきである。情報通信ネットワーク社会の到来、高齢化社会の進行、環境問題への対応、世界的な規模での競争激化(メガコンペティション)等の環境変化は、新たな飛躍のチャンスを増大させる。それだけに、改革の断行はもはや一刻の猶予も許されず、国民一人一人が意識改革と自己革新を行うことを通じて新しい日本を構築していかなければならない。」(中略)

未来をひらくために私たち一人一人が努力しなければならない重要なことが3つある。

一つは、「オリジナリティー」。
個性・独創性 (自分自身で考え、判断し、決断できる力を備えること)
二つは、「情報」。
確かな情報を得るためには心の繋がった良い友をたくさん持つことが肝心である。互いに鮮度の高い情報を交換できるネットワーク作りが大切だ。
三つは、「夢」。
夢や希望がなければ意欲はわかない。夢が個々のエネルギーになり成長の原動力となる。(後略)】

<以上、「日本経済再生への戦略」(経済戦略会議最終答申)から引用>

この最終答申が発表されて来たる年で13年になる。この間、日本経済は、一過性のファンドバブルを経験したが、リーマンショックによってその虚像が崩れ去った。傷も癒えぬ状況下において東日本大震災に見舞われ未曾有の危機に陥っている。欧州危機をはじめ世界的な不況の足音も急速に大きくなっている。

私自身もそうだが、「自分には何ができるか!」を問い続けた1年であった。

今あらためて、この最終答申の一節を読み返し、「自分自身で考え、判断し、決断できる力を備えるために為すべきこと。」・「鮮度の高い確かな情報を得ることができる心の繋がった友を持つこと。」・「夢や希望を抱き続けそれに向かって努力すること。」の大切さを感じる。

身をかがめて傍観しているだけではチャンスは訪れない。激変した環境にも打ち砕けることなく我が人生の目標をもう一度点検し、我が社にとっては、『つなげる力』を大切に商業施設不動産ビジネスの原点に返ってとにかく地べたを這いずり回る気構えで臨む。

来年は、辰年・年男。「蚊龍昇天」の足掛かりの年に!

以上